SBIゴールドカードを徹底解説！

・ 最大1.2倍のキャッシュバック。
・ 通常切り捨てられる端数ポイントを無駄にせず、翌月に持ち越して貯められる。
・ 1～31日まで、引き落とし日を自由に設定できるほか、引き落とし口座も最大5つまで指定可能。
・ 全面に24ｋ純金を使用した特別感のあるカードフェイス。

ポイントプログラム
年会費や手数料の支払いを除く、ショッピング利用1,000円に付き10ポイントが不可される。これだけだと、他のゴールドカードと変わらないが、注目すべき点は「1,000円未満の金額は次回カード利用時に加算されてポイント付与される」こと。貯まったポイントについては【5,000ポイント＝5,000円（1.0倍）】【10,000ポイント＝10,000円（1.2倍）】としてキャッシュバックされるので、10,000ポイント貯める方が得になる。ただし、有効期限（ポイント獲得月から２年間）ので注意。

ファミリーアカウント会員
どのブランドのゴールドカードでも家族カードは発行できるが、SBIゴールドに関しては最大１０枚まで発行できるのが特徴。最初の1名は無料で、2枚目以降も1枚あたり2,100円という低価格さ。しかも、「家族カード」と言いながら、配偶者や子供に限らず発行できるのも他にはない特徴だ。新しいカードゆえ、今はとにかく会員数を増やそうという狙いが見え隠れする。

マルチバンクシステム
通常、クレジットカードと言えば、引き落とし口座は1つ、引き落とし日も指定日に決められているものだが、SBIゴールドでは「1～31日の間で自由に引き落とし日を設定」「引き落とし口座は最大5つの銀行を指定」できるのが大きな売りになっている。但し、提携銀行（住信SBIネット銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、イーバンク銀行、ジャパンネット銀行）のいずれかから選ぶことが前提。銀行によって利用可能日や時間帯に違いがあるものの、オンラインチェックやオンラインキャッシングが利用できる。マルチバンクを利用すれば、送金時にかかる手数料を省くことや、オンラインで簡単に入出金ができるので手間を省くメリットもある。

新しく誕生したカードなので、今までのゴールドになかった特徴が目立ちます。カードフェイスに本当に純金を使用していたり、マルチバンク制度や端数ポイントの翌月持ち越し制度があったり、いろいろな意味でユニークなゴールドカードだと言えます。年会費もゴールドカードにしては安く、最高で1.2倍のキャッシュバックもなかなか魅力的。ですが、ゴールド本来の魅力（ステータス）について言うと、正直、見劣りしてしまいます。空港ラウンジはまったく使えないですし、コンシュルジュ的な役割を果たすデスクもなし、T&E系カードにありそうな会員を楽しませてくれるサービスも不十分です。ちょっと辛口評価になってしまいましたが、今後さまざまなサービスが付くことは十分期待できる、話題性のあるカードですから、そこに魅力を感じる人には（年会費も安いですし）持って損はない１枚だと言えるでしょう。